歩くことは人生を豊かにすること
「歩くことは人間にとって最良の薬である」 ヒポクラテス 現代人は歩くことの大切さを忘れている。古代ギリシャの哲学者、芸術家、学者は歩くことにより思索を深め、肉体を強め、脳を活性化してきた。自然とのふれあいや多くの人々との対話から「人間は如何に生きるべきか」という人生哲学や科学的法則そして美しい詩や彫刻が生まれた。
私たち人間が、文化的な生活ができているのは、大自然の摂理がもたらしてくれた恵みがあるからである。 私たち日本の祖先が太古から連綿と努力し、自然への感謝と一体感を持ち続けてきたから、今日の安定した生活がある。このことを忘れ、奢侈、飽食、我が儘な生活をして、この世に生かされているという感謝や謙虚さを忘れている。また、今日の文化的生活を維持するに必要な情報を得るには、努力と、その確認作業が不可欠だが、それを安易な考えから放棄することを選び、目の前のテレビによる大衆迎合的な、スポンサーにおもねるような低レベルの番組から情報を得て、それを信用し「自ら考え、判断をし、責任ある行動をとる」という、成熟した大人が持つべき最低限の義務を怠っていることに気づくことのできない国民に成り下がってしまっている。
高齢化社会となり、マスコミ報道では、やたらと老化防止のための番組や記事が増えている。「健康は心身のバランスにあり」だが、身近な用事にも、やたらと車を利用する。健康と言えば薬に頼り運動や歩くことも少なくなってきた。運動の法則で、「筋肉は使えば維持され発達もするが、使わなければ衰える」。「肉体の自立は精神の自立につながる」。「精神の自立には学問により得られし哲学と、鍛錬による不動の心が欠かせない」。
いま日本の教育では日教組を中心として、国民としての義務である愛国心や国家への忠誠を軍国主義、全体主義につながる押し付け強制だとして否定している。また、人間としての生き方の手本としての道徳的価値観を否定している。 今こそ、教育を変えて、日本国家のあるべき姿と、日本国民としての義務、忠誠のあり方を示すときである。









